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市場全体の信用残とは、東証で発表されている「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)」に掲載されている
「東証・大証・名証の三証券取引所で取り扱われた信用買い・売り残高の総合計」
のことを言います。
これは株式市場全体における信用買残・売残を見る上で大変重要な指数であり、これにより今市場全体にどのくらいの信用買残・売残が存在しており、かつどのくらい反対売買の要因(返売り・買戻し)があるのかなどを見ることができます。
通常、信用買残が売残に対して、3〜4倍あり、それはつまり市場全体の信用倍率は3〜4倍あることを示しています。
市場全体では、
買残は 約21億株
売残は 約16億株 (2009年4月現在)
ほどが常に残高としてあり、これあたりでの増減を繰り返しています。
つまりその分がそのまま将来的な売り要因、買い要因となります。
よく株式ニュースなどで取り上げられるのが信用買残のほうで、株価が順調に推移してくると、この信用買残も伴って増えていくことが多く、それが市場への「先々の重し」として、上値にたいしての重しとして嫌気されることがあります。
しかもこの通常の現物買いがどのくらい処理されて(売られて)いるか、保有されているのかが見えないのに対し、この信用買残は
「確実に未処理(返売り)“されていない”株数」
として目に見える形で認識されます。
また信用取引は、制度信用で行われているものも多いので、
「6ヶ月の決済期限がどのあたりで来て、どのくらいその分の買残が残っているのか?上値を押し下げる要因となりうるのか?」
がよく語られます。
このように市場全体の信用残は、その信用残のボリュームが市場全体にどれだけあり、将来的にどれだけの影響を与えそうか、という捉え方をする指標として多くの市場関係者に注目がされます。
→「市場全体信用残」から何を見るのか?につづく